小型無人機「ドローン」の活用事業に取り組むセベック(東京都、小豆嶋(しょうずしま)和洋社長)は20日、大船渡市三陸町綾里の綾里漁港周辺でドローンを使った密漁監視抑止と漁港管理システムの実演を行った。大槌町で人工知能(AI)と組み合わせた実証実験を重ね、漁業施設点検への応用可能性も確認。先端技術を活用する「スマート漁業」の事例は全国的にも珍しく、漁業者らが有用性を確認した。

 実演は綾里漁協(佐々木靖男組合長)が協力。荷さばき施設からドローンを高さ50メートルほど上空に飛ばし、2キロほど先の沖合まで自動航行した。搭載したカメラからは鮮明な映像がモニターに送られ、集まった周辺漁協の職員や県職員、漁業者ら約20人が見入った。