2013年から遠野市の子育て関連施策の点検や提言を行っている遠野市わらすっこ支援委員会(松田希実委員長、15人)に本年度、初めて高校生2人がメンバーとして加わった。市外流出が続く若年層の地元定着と子育て環境の充実は連動する要素が大きく、未来の子育て世代の視点は地域の将来像を描く貴重な材料。若者が安心して暮らせるまちづくりへ、さらなる議論の活性化が望まれる。

 新たにメンバーとなった高校生は、共に将来保育士を志望する菊池夢乃さん(遠野高2年)と佐々木あゆなさん(遠野緑峰高2年)。菊池さんは「子育てする女性が活躍できる市内企業の充実」、佐々木さんは「母子家庭の子どもへの進学や就職の支援」に高い関心を持つ。

 委員会は「市わらすっこ条例」に基づき設置され、年数回の会議に加え、市や委員長が必要と判断すれば随時開かれる。2人は今後、秋に開催予定のワークショップに参加し、少子化対策や市の子育て支援施策について意見を述べる。冬には来年度事業に反映する具体的な施策について話し合う。