来年3月卒業予定の高校生の採用選考が解禁され、県内でも18日、採用試験が本格スタートした。北上市に半導体記憶装置フラッシュメモリー新工場を建設中の半導体製造大手東芝メモリ岩手の大量求人などで求人倍率(7月末現在)は2・69倍と1996年度の統計開始以来最高を記録。「超売り手市場」に企業は危機感を強め、選択肢が広がる生徒は希望の進路実現に挑む。

 同社の選考試験は同市内で行われ、東北を中心とする県外出身者約40人を含む193人全員が参加。宮古商高の佐々木健人さんは「重要性を増しているフラッシュメモリーの製造で社会の発展に貢献したい」と意欲を示した。

 選考は16日解禁。岩手労働局によると、7月末現在の求人数は東芝メモリの290人の大量求人に加え、地場・中小企業の出足も早く5896人(前年同月比17・3%増)と大幅増で、すでに昨年の最終(5699人)を上回る。

 これに対し、就職希望者は3097人(同0・1%増)で、うち県内希望は2191人(同3・8%増)。県内希望率は21年ぶりに70%台の高水準となったが、希望者が全員県内就職しても求人の半分にも満たない。