県最高級のオリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」の2年目の収穫が18日、奥州市内で始まった。2017年産は日照不足などが影響し、日本穀物検定協会(東京)の食味ランキングで最高評価の「特A」を獲得できなかった本県だが、18年産米は好天に恵まれ順調に生育。今年はコメの生産調整廃止元年でブランド米市場は競争過熱が予想されるが、生産者らは「特Aを奪還し、日本一のコメに育てたい」と期待を高める。

 「きれいに刈れたよー」。18日、黄金色に輝く稲穂を手に子どもたちの歓声が響いた。金色の風を約30アール栽培する同市江刺岩谷堂の農業佐藤薫さん(79)方の田んぼで稲刈り行事が行われ、達増知事と近くの岩谷堂小4年生103人が鎌で丁寧に刈り、収穫をPRした。

 佐藤さんは「初めて金色の風を作付けしたが立派に実り、岩手生まれの品種を全国にアピールできる」と胸を張り、同校の小沢さやかさんは「岩手の新しいお米をいろんな人に食べてほしい」、及川陽(はる)君は「未来にずっと続くお米になってほしい」と目を輝かせた。