【アナハイム共同】米大リーグは15日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)がアナハイムでのマリナーズ戦に「4番・指名打者」でフル出場し、2―0の一回に日本選手では松井秀喜(元ヤンキースなど)以来2人目の20号本塁打となるソロを放って4打数2安打1打点、1得点で2三振だった。

 同僚の田沢は4―6の八回途中に7番手で登板し、1回1/3を無安打無失点、1三振で4試合連続無失点とした。チームは5―6で負け、3連敗を喫した。

 インディアンスはア・リーグ中地区で3年連続優勝を決めた。

投手によって対応

【米アナハイムで本紙特派員・小田野純一】 豪快な一振りがまたも常識を打ち破った。エンゼルスの大谷翔平が日本人選手2人目、メジャー1年目の最多本塁打を更新する20号に到達した。右肘の負傷で登板できず、打席数が増えたからとはいえ、「二刀流」若武者の力は計り知れない。

 相手先発の右腕ラミレスとは初対戦。初回、3番トラウトが2点本塁打を放ち、観客が2者連続本塁打を期待する異様な雰囲気の中で打席が回った。

 大谷に対し、捕手ズニーノはこれまで外角中心の配球。最初の2球も外角に構えたが、いずれも内角低めに外れた。たまらず投手に駆け寄り、3球目は外角に直球が決まった。

 4球目は再び逆球になり内角低めに外れて、3ボール1ストライクと打者有利のカウントになった。5球目、またも外に構えたミットから外れた内角直球を大谷が見逃すはずがなかった。少し詰まっても引っ張らずに左手で押し込む大谷ならではの打撃技術。8試合ぶりに鮮やかなアーチを描いた。

 「投手によって違った入り方をしないといけないが、対応の仕方としては良かった」と自身も納得の一発。六回無死二塁の好機にも狙い通りの右前打を放ち、前日無安打のうっぷんを晴らす複数安打で打率を上げた。