米大リーグは14日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)はマリナーズ戦に「4番・指名打者」でフル出場し、4打数無安打、1三振だった。チームは0-5で敗れた。

積極性は失わず

マリナーズ戦の8回、積極的なスイングで三塁方向にファウルを放つエンゼルス・大谷翔平=アナハイム(特派員・小田野純一撮影)

 【米アナハイムで本紙特派員・小田野純一】本塁打20本の壁なのか、打率3割への重圧なのか。連日「4番・指名打者」に座った大谷翔平は、3試合ぶりに無安打に抑えられた。

 相手先発は左腕エリアス。最近は左投手からも安打を放っており、多くのファンが快音を期待したが2打席凡退した。第3打席は代わった右投手のカットボールをうまく捉えるも左飛。5点を追う八回は2死一、二塁の好機で二ゴロに終わった。

 9月上旬までの好調が打撃成績を大きく伸ばし、目の前に目標が見えてきた。日本人では松井秀喜しか達成していない20本塁打と、どの打者も目指す打率3割。大谷は普段、どのカウントでもできるだけ二塁打を打つような打撃をしており、その意識は変えていない。だが最近は、早いカウントは長打を狙い、追い込まれたら軽打に切り替える打撃が顕著になっている。

 全打席、初球または2球目から振り、ボールの下をこすって三塁側に高く上がるファウルが多かった。普段はライナー性の打球が持ち味だが、練習でもゲージ上部に当たるファウルが多く、打球の回転と角度を上げていた。最近の本塁打も高い打球が多く「風に乗ってくれた」と言いながら回転数を増やして飛距離を伸ばしている。

 後はミリ単位の球のとらえ方次第。20本の先には自身のシーズン最多22本塁打も待っている。一本が出れば本塁打を固め打ちする今季の大谷。きっかけとなる一本が待ち遠しい。