奥州市の市総合水沢病院(145床)が、入院中の60代女性患者に使用期限切れの点耳薬を使っていたことが分かった。女性は「音が聞こえづらくなった」と被害を訴え、病院は女性と家族に謝罪した。

 病院によると、女性は8月29日に入院。入院中に耳鼻いんこう科を受診し、薬剤科から使用期限が5月末の耳あかを除去する点耳薬を受けた。期限切れの薬品には赤印を付けていたが、廃棄していなかった。

 薬は9月4日と、再入院した10~12日の計4日間、1日4回程度使用。看護師が両耳に5滴ずつさした。女性が12日に異変に気づき発覚。女性は岩手日報社の取材に対し「かゆみがひどくなって音が聞こえづらくなった。会話が思うようにできなくなり、不安な気持ちだ」と話している。