県南広域振興局環境衛生課は11日、北上市内の2小学校でツキノワグマの生態を知る出前授業を初めて行い、児童らはクマとの共生について認識を深めた。

 同市和賀町横川目の笠松小(小野寺香世校長、児童87人)では4~6年生47人が参加。岩手大農学部の山内貴義(きよし)准教授(野生動物管理学)がクマの食べ物や冬眠などについてクイズを交えて説明。クマは急に人に合って驚くか、子グマを守る時に人を襲うとし▽鈴などで人間の存在をアピールする▽クマの食べ物になるごみを外に捨てない―など共生のポイントを挙げた。

 児童は頭蓋骨や毛皮にも触れ、高橋咲来(さくら)さん(6年)は「食べ物など生態は知らなかったので勉強になった」、袰田空輝(そら)君(同)は「ラジオや鈴を持つ理由が分かった。話を聞いて安心できた」と納得していた。同日は和賀西小(及川克弘校長、児童81人)でも出前授業を行った。