久慈市田屋町の寄宿舎指導員森千賀子さん(59)は住民有志と共に子どもの孤食を防ぎ地域の交流拠点を創出するため同市初の子ども食堂設立を目指している。19日は地域の公民館で初めて試行開催。自身の子育ての経験などから長年抱いてきた夢に向け一歩を踏み出す。

 子ども食堂は同日正午~午後4時、同市新中の橋の中央市民センターで試行開催する。名称は、6月に同市旭町の福祉施設で行われた催しで募集して決めた「おむすび村食堂」。参加費100円で、運営資金は地元団体を支援する基金制度を利用し、地域の小中学生を対象に調理し、食事を提供する。

 森さんは2007年に夫を亡くし、当時小学4年だった長男章吾さん(21)=東北福祉大3年=を1人で育てた。「仕事で一緒にご飯を食べられないこともあり、息子に寂しい思いをさせた」と当時を振り返る。

 こうした経験もあって子ども食堂の設立を考えるようになり、昨年度末から周囲の後押しを受け本格的に検討に乗り出した。現在、活動母体のボランティア団体の立ち上げを目指し、メンバー集めや行政、企業など関係機関との連携構築に奔走する。

 「おむすび村食堂」の申し込みは17日まで。問い合わせは森さんファクス(0194・53・5538)か、森さん電話(090・5182・5077)へ。