大相撲の夏巡業「復興・りくぜんたかた場所」(陸前高田ライオンズクラブ実行委主催)は15日、今春開館した陸前高田市高田町の夢アリーナたかたで開かれた。同市での巡業は63年ぶり。東日本大震災直後には日本相撲協会の巡回慰問で横綱が土俵入りを披露し市民を勇気づけた。震災から7年5カ月が過ぎ、半世紀以上待ち望んでいた巡業に約2800人の観衆が喜び、迫力ある取組を楽しんだ。

 バチン-。体がぶつかり合う音が場内に響く。巡業でも力士は本気の表情で、力と力の勝負を見せる。巡業に向けて1カ月以上前から市内に81本ののぼりが並び、午前8時開始の公開稽古から会場は猛暑に負けないほどの熱気に包まれた。入り口では人気力士の握手会も行われ、りりしい顔で大人気の遠藤が立つとひときわ歓声が上がった。

 鶴竜、白鵬、稀勢の里の3横綱も元気な姿を見せ、場内では公開稽古から大きな拍手が送られた。白鵬はけがのため取組はなかったが、土俵入りでは鋭い目つきで迫力ある姿を披露。鶴竜、稀勢の里は結びの一番で対戦し、横綱らしい力強い取組で沸かせた。