NIE全国大会盛岡大会は最終日の27日、盛岡市のアイーナで分科会を開き、小中高校8校の公開授業や7校の実践発表、1校1団体のポスターセッションを行った。沿岸被災地の大槌町では特別分科会として、小中一貫校の大槌学園が復興をテーマに授業を公開した。地域や自分を知るきっかけとして、文章力や読解力を養う教材としてなど、学校現場のさまざまな取り組みを紹介。子どもたちの声が響く活気あふれる授業を繰り広げ、参加者は熱のこもった議論を交わした。

 地域でNIEを実践する北上市の市民団体ぴぴっと(PPT)研究会(小笠原味佐枝会長)は、子どもたちに新聞に親しんでもらうために続けてきた活動を紹介した。

 遊びの要素を交えた顔写真探し、紙の大きさを知る島ゲーム、新聞かるたなど新聞に親しみ、学びを得るノウハウを公開。ユニークな活動は広く知られており、会場には全国各地のNIE関係者が訪れた。

 小笠原会長(79)は「新聞には、子どもたちの無限の能力を引き出すヒントが詰まっている。親世代を巻き込み、活字離れを防ぎたい」と決意を語った。