NIE全国大会盛岡大会は最終日の27日、盛岡市のアイーナで分科会を開き、小中高校8校の公開授業や7校の実践発表、1校1団体のポスターセッションを行った。沿岸被災地の大槌町では特別分科会として、小中一貫校の大槌学園が復興をテーマに授業を公開した。地域や自分を知るきっかけとして、文章力や読解力を養う教材としてなど、学校現場のさまざまな取り組みを紹介。子どもたちの声が響く活気あふれる授業を繰り広げ、参加者は熱のこもった議論を交わした。

 矢巾町の矢巾中(侘美庸(たくみいさお)校長、生徒353人)は「学級新聞作り みんなに伝え 記憶に残そう」をテーマに製作した大型の壁新聞を展示、紹介した。

 取り上げるニュースは生徒たちが編集会議を開いて考える。いじめ、防災など題材が決まれば生徒へのアンケート調査、インタビュー取材を行って内容を深める。構成や見出し、レイアウトなど役割分担して紙面を仕上げていく。

 昨年度まで新聞作りを指導した見前中の添田貴子(あつこ)教諭(51)は「活動を通じて世の中の出来事を自らと関連づけて考えるようになる」と効果を強調した。