第23回NIE全国大会盛岡大会(日本新聞協会主催)は27日再開し、大槌町の小中一貫校、大槌学園で公開授業を行った。盛岡市盛岡駅西通のアイーナでも公開授業や実践発表を繰り広げ、新聞と教育現場の震災復興の歩みを共有して2日間のプログラムを終えた。

 大槌学園の授業公開は教員や新聞関係者ら約170人が見学した。6年生は地域の復興に携わる人物を取り上げた新聞記事を読み比べ、古里の未来を担う意識を高めた。9年生は郷土理解を深める「ふるさと科」で新聞活用に取り組んだ。

 アイーナでは矢巾町の不来方高芸術学系3年生が授業を公開。生徒は震災を報じる新聞記事から着想を得た絵画や陶芸、音楽などの創作活動を紹介した。実践発表は日頃の授業で新聞投稿に取り組む活動などを各校の教員が説明した。

 不来方高の授業を見た山形県のNIEアドバイザーで寒河江(さがえ)工高の松田圭一郎教諭(52)は「新聞を素材にして表現につなげたことに感動した」と語った。

 NIE全国大会は本県初開催で、全国から約1600人が参加した。来年の全国大会は8月、宇都宮市で「深い対話を育むNIE」をスローガンに開かれる。