学校での学習に新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の第23回全国大会(日本新聞協会主催)は26日、盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールなどを会場に、2日間の日程で開幕した。スローガンは「新聞と歩む 復興、未来へ」。東日本大震災を経験した高校生や教員、新聞記者らが新聞と地域の歩みやNIEの可能性を発信する。

 全国の教員や新聞関係者ら約1600人が参加。開会式で同協会の白石興二郎会長は「正確な情報と分析力を誇る新聞は児童生徒の学びを多方面から支え続けている」と強調。大会主管社の岩手日報社の東根千万億(ちまお)社長は「震災の教訓を学び直し、防災・減災のため新聞を学校教育に生かしてほしい」と期待を述べた。

 全体会で斎藤孝明治大教授が「新聞力と復興」と題して講演し「授業への新聞活用で、災害の経験を共有できる」と説いた。座談会では、震災を経験した高校生や教員、新聞記者が意見交換した。長野県茅野(ちの)市から参加した中村和彦永明(えいめい)中教頭(48)は「震災経験者の生の声を聞き、改めて授業で新聞を活用する意義を感じた」と話した。

 本県開催は初めて。27日は盛岡市盛岡駅西通のアイーナで県内17校1団体が実践発表などを行い、大槌町の小中一貫校、大槌学園では授業公開する。