学校の授業など、教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践報告をする第23回NIE全国大会が26日、盛岡市で始まった。約1600人が参加したNIE全国大会盛岡大会には、日本国内だけでなく、台湾から教育系の新聞社社員と小学校教諭の5人が参加した。東日本大震災や復興教育に関心を寄せ、熱心に講演や座談会に聞き入った。

 台湾の国語日報社の鄭淑華(テイ・シュクカ)副社長兼編集長(53)、新北(しんほく)市八里(パリ)国小の宋艇美(ソウ・テイミ)教務主任(49)らが参加。斎藤孝明治大教授の講演や座談会などはメモをとって内容をまとめ、震災を経験した若者たちの発表には大きな拍手を送った。

 今年2月に東部で大地震が発生した台湾。同紙は防災教育やNIEに力を入れており、本県の取り組みを「震災の経験を学校教育に反映している」と評価した。初日を終え、鄭副社長は「岩手の人々の生命力、強さに感動し、新聞の力を再認識した。未来の子どもたちのために、新聞を通じて知識や能力を届けたい」と決意を新たにした。