県は本年度から、実習用の田んぼを持つ県内4高校に、本県のオリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」「銀河のしずく」の実証圃場(生育状況などを調査する水田)を設置した。生徒らが生育調査に励んでおり、得られたデータは県が「金銀米」の栽培マニュアルや栽培管理に生かすほか、収穫後は生徒らが学校行事でコメ販売に取り組むなどしてブランド米への学びを深める。若い世代を交えることで、息の長いブランド構築や担い手育成につなげる。

 実証圃場を設置しているのは、品種ごとに銀河のしずくが盛岡農高(滝沢市)、紫波総合高(紫波町)、花巻農高(花巻市)、金色の風が水沢農高(奥州市)。

 花巻市葛の花巻農高(軍司悟校長、生徒339人)は、同市石鳥谷町の実習地・愛農農場に約20アールの銀河のしずくの実証圃場を設置。木田深(ふかし)教諭(47)らの指導で、生物科学科の2年生が中心となって生育調査に取り組む。今月上旬の調査では、生徒13人が草丈や茎数、株数を計算して記録。順調に生育が進んでいることを確認した。

 県によると、若い世代に調査に携わってもらうことで「金銀米」への関心の裾野を広げるほか、品種の特性やよりよい生育方法などについて新たな発見も期待されるという。