吉浜(よしはま)釜石道路(14キロ)の道路用地確保に向けて県が釜石市定内町で行っている行政代執行で、強制収用する住宅に住んでいた80代男性は11日夜に自主退去した。県は12日、住宅2棟のうち、1棟を解体。13日に男性が住んでいた残り1棟の内装解体を行う。

 対象は木造平屋建て住宅2棟や倉庫など。12日は男性が居住していた住宅の入り口などに板を打ち付ける封鎖作業を行い、倉庫として使われていた別の住宅1棟を重機で解体した。

 男性は11日午後8時ごろ自主退去。国や県などによると、退去後は一時連絡が取れず、所在が分からなかったが、12日昼に釜石署員が市内の商業施設にいる男性を発見した。男性は県が用意する市営住宅でなく、市内の宿泊施設に泊まる。13日も国、県、市の担当者と今後について話し合う。