盛岡市本宮の市立病院(加藤章信院長)は本年度、脳神経外科を新設した。脳疾患のほか、交通事故や転倒など軽度の頭部外傷に外来と入院で対応し、手術が必要な場合は県立病院や岩手医大と連携する。地域の少子高齢化も進む中、身近な病院の診療科が充実し、市民生活の安心感を高めている。

 同科には県立中央病院(同市)から専門医の原一志科長(48)が着任した。脳腫瘍や脳梗塞、脳出血などの疾患を扱うほか、事故などによる頭部外傷の治療にも対応。手術が必要な場合は、設備や医師態勢の整った岩手医大や県立中央病院に紹介する。

 外部で手術を受けた後、回復に向け入院治療を要する患者を受け入れ、在宅治療が可能になるまでの中間的な受け皿機能を果たす。

 手術を受けた患者は回復期リハビリ病棟のある病院や、長期療養向けの病院へ移るケースが多い。市立病院はリハビリもできる地域包括ケア病棟で需要に対応。病床を持たない開業医からの入院も受け入れる。