岩泉町の安家小(小野寺満校長、児童7人)と安家中(同、生徒6人)は11日、2016年台風10号豪雨で被害を受けた安家川で町の天然記念物カワシンジュガイをより環境の良い場所へ移す作業を行った。河川改修工事の本格着工を前に、地域の貴重な生物の保護に励んだ。

 児童生徒ら約30人が参加。活動目的について説明を受けた後、川に入り、箱眼鏡をのぞいて川底のカワシンジュガイを次々採取した。児童生徒らは10センチほどの310個を工事区間外の上流部へ移した。

 カワシンジュガイは、いわてレッドデータブックでBランク(絶滅の危機が増大している種)とされる。安家小2年の高舘颯也(そうや)君は「いろいろな所から、たくさんの貝が出てきて楽しかった」と笑顔を見せ、安家中3年の上日向花菜(かんな)さんは「きれいな川に戻り、たくさんの生物が生息できる環境になってほしい」と願った。