【東京支社】国際リニアコライダー(ILC)の東北誘致を目指す「ILC100人委員会」が29日、発足した。著名な経済人、文化人ら129人が賛同。ILC実現に向けて計画の意義を広く発信し、誘致を後押しする。

 東京都港区の国際文化会館で発足式を行い、賛同者やリニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟のメンバーら約100人が出席。発起人代表の増田寛也元総務相(元岩手県知事)は「ILCは東北では知られているが、全国的に十分伝わっているとは言えない。誘致を国民がこぞって支持してくれる環境をつくりたい」とあいさつした。

 同議連の塩谷立幹事長(自民党)、副会長の鈴木俊一五輪相(同、衆院岩手2区)は「誘致にはオールジャパンの活動が重要。財政面を含めて壁は厚いが、全力で頑張る」と述べた。県立大の鈴木厚人学長がILC計画の概要と誘致の現状を説明した。

 同委員会には元経団連会長の御手洗(みたらい)冨士夫キヤノン代表取締役会長CEO、トヨタ自動車の奥田碩(ひろし)・相談役、ソニーの出井伸之・元会長、脚本家の内館牧子さんらが名を連ねた。日本政府が国内誘致の可否判断を検討する中、各界での発言力やパイプを生かして、ILCの意義を発信していく。