久慈地方農業農村活性化推進協議会(会長・遠藤譲一久慈市長)は27日、久慈市の侍浜ほうれんそう団地で、障害福祉事業所向けの農作業見学会を開いた。障害者が農業の担い手となる「農福連携」のモデル事例構築を目指す取り組みで、見学会は初の試み。福祉関係者ら約20人が農業の仕事に理解を深め、利点や課題を探った。生産現場は農繁期の人手不足に悩んでおり、連携に期待を寄せる。

 同団地でホウレンソウをハウス栽培する就農5年目の北村学さん(30)らが、施肥・耕起から収穫、袋詰めまで一連の作業を実演した。

 同市小久慈町の就労継続支援B型事業所さくらハウスの小袖愛(いつみ)生活支援員(36)は「工賃を確保でき、外での作業も利用者にとっていい環境なのでは」と好感触を得た様子。一方で作業の難度や雇用期間の調整、同伴する職員の確保などが課題に挙がった。