宮古市と北海道室蘭市を結ぶ本県初の定期フェリーが22日就航し、第1便が宮古港から出航した。両市は宮蘭(みやらん)航路(約333キロ)でつながる「隣町」となり、宮古市民らは観光振興や物流の促進、東日本大震災からの復興加速などへの期待を胸に第1便を見送った。

 同市磯鶏(そけい)の藤原埠頭(ふとう)で行われた出港セレモニーには同航路を開設する川崎近海汽船(東京)の赤沼宏社長や、使用する汽船シルバークィーン(7005トン、全長134メートル)の古川淳船長、太田崇文機関長ら約千人が出席した。

 宮古港フェリー利用促進協議会長の山本正徳宮古市長が「県、東北に多くの恩恵をもたらす新しい海の道が誕生した。宮蘭航路が末永く愛されるよう、われわれも努めていく」とあいさつ、関係者によるテープカットで祝った。 宮古港では23日早朝に、室蘭市からのフェリー初入港歓迎セレモニーを実施する。