「農民知事」として知られる本県の公選初代知事、国分謙吉(1878~1958年)が通った二戸郡公立福岡小学校の成績一覧表が、二戸市福岡の二戸歴史民俗資料館(菅原孝平館長)で見つかった。気になる国分の成績は27人中18番目。当時の国の教育への方針がうかがえる資料や、国分が受けた試験も発見した。同館は24日、当時の問題を解く講座を開き、市民と先人に思いをはせる。

 成績一覧表は、同館所蔵の二戸郡役所の文書を整理していた菅原館長が発見。1886(明治19)年11月に行われた「初等科第一級」(現在の小学3年)の「定期大試検表」として、試験を受けた子どもたちの点数がまとめられている。

 国分の点数は修身(道徳)80、作文60、習字40、算術(算数)20など。菅原館長(78)は「決まり切った優等生ではなく、子どものころから個性に富んでいたのではないか。親しまれた知事らしい、親しみのもてる成績」とみる。