洋野町教委は1日、同町種市の西平内Ⅰ遺跡を町指定史跡に登録した。同町の指定文化財は15件目で、史跡としては3件目。同遺跡ではこれまで、縄文時代後期前葉(約4千年前)の弧状の石列が発掘されており、もし環状列石ならば大形の物としては三陸沿岸部初の発見となるため、今後の調査が期待される。

 同遺跡は三陸沿岸道路整備に伴い、県文化振興事業団埋蔵文化財センターが2014、15年に調査を実施。調査面積約5500平方メートルの範囲で、石列や掘立柱建物跡5棟、翡翠(ひすい)の装飾品などが見つかった。

 現在、遺跡の発掘分は同道路建設で現地には残っていないが、出土した列石180個や十腰内(とこしない)式を中心とした縄文土器などは町が保管しており今後、未発掘の部分も調査を進めていく。