老朽化でJR東日本が解体・建て替え方針を示している遠野駅舎の保存活用を考える市民団体、遠野駅舎の未来を考える会(河野好宣会長)は1日、市が示した新築案に合意し、1950年建築の重厚な駅舎の取り壊しが事実上決まった。市とJRは現在と同規模の駅舎兼集客施設を新築する方針で、外観維持に最大限配慮しながら基本設計策定を進める。

 会員29人が出席し、市の千田孝喜環境整備部長が方針を説明した。本年度内に市とJR盛岡支社が基本計画調査の協定を結び、同会と意見交換しながら新駅舎と併設する集客施設の方向性を協議する。2019年度に内容を固め、20年度以降に基本設計を示す。

 出席者からは「外壁ブロックの価値を生かすため、再利用する手法もある」「交渉の過程が見えるよう随時報告の場を設けてほしい」などの意見が出た。