1896(明治29)年の明治三陸大津波から122年となった15日、久慈市は市内の沿岸各地で津波避難訓練を行った。今年は県と連携してペット同伴の訓練を初めて実施。飼い主は環境の変化に敏感な犬を落ち着かせるなど、避難時の課題や対応策を探り、命を守る意識を高めた。

 訓練は午前6時に本県沖が震源の巨大地震が起き、沿岸に大津波警報が発表された―との想定で実施。同市旭町の市総合福祉センターの屋外広場には住民約90人と飼い犬同伴者4組が避難した。飼い主にしっかり見守られた犬は落ち着いた様子で警報解除を待った。

 犬のココア(雌、14歳)を抱いて落ち着かせた同市湊町の高成吉治さん(76)、ヒロさん(76)夫妻は「東日本大震災でも裏山に連れて避難した。ココアも家族の一員。これからも一緒に避難したい」と非常時の行動を再確認した。