大槌町が町中心部の末広町に建設した町文化交流センター「おしゃっち」は10日、開館した。人々が集う場だった御社地(おしゃち)ふれあいセンター、旧町立図書館が流失した東日本大震災から7年3カ月。待ちわびた大勢の町民が文化交流拠点の復活を祝い、オープニングコンサートに駆け付けた指揮者佐渡裕さんらと共に「復興の音色」を響かせた。

 開館式で平野公三町長は「町の津波へのあらがいの歴史を伝え、『手をつなぎみんなで支える』との施設コンセプトの下、町民とさまざまな企画を検討していきたい」とあいさつ。テープカットで開館を祝った。

 オープニングコンサートでは震災後、毎年大槌を訪れている佐渡さんと小中高生の弦楽団「スーパーキッズ・オーケストラ」(兵庫県西宮市)がバッハの曲などを披露。地元の楽団や小中学生も参加して「ひょっこりひょうたん島」「花は咲く」「ふるさと」を演奏し、会場を埋めた聴衆が一緒に口ずさんだ。