陸前高田市の移住定住支援業務を行っているNPO法人高田暮舎(くらししゃ)(岡本翔馬理事長)は、移住者と地域住民の垣根をなくそうとイベントを企画し、交流の機会を増やしている。同市高田町の交流施設「ほんまるの家」で移住者と地域住民の交流会を初めて開催。移り住んでからの人とのつながりや同市での暮らしをさらに楽しんでもらおうと、今後毎月開催する予定で、地元の垣根を越えたまちづくりを推し進める。

 初回は先月下旬に開き、約30人が参加。交流会のルールとして▽自己紹介を改めてする▽移住者と地元住民が積極的に知り合う▽1人が3分以上話しすぎない▽5人以上と話してみる-などを定め、会話が途切れた場合に使う質問用紙なども用意した。

 参加者は年代も幅広かったが、開始直後から気軽な会話が始まり、初対面でも打ち解けていった。

 活動初年度の昨年度は同法人を通じて5人が移住を決め、1人が空き家を契約している。地域おこし協力隊員で同法人スタッフの三橋英里奈さん(21)は「限定した地域にならないように市内全8地域から参加者を募った。人のつながりは1回だけの交流では構築しにくい。多くの出会い、交流のきっかけをつくっていきたい」と意欲を見せる。