宇宙の謎に挑む国際リニアコライダー(ILC)の誘致を目指す東北ILC推進協議会東北ILC準備室長の鈴木厚人県立大学長は23日、盛岡市内で開かれたILC技術セミナー(県など主催)で「ILC誘致実現へのカウントダウン」と題して講演し、全国的な機運醸成に向けて、ノーベル物理学賞受賞者によるシンポジウムを開く考えを示した。

 シンポジウムは、誘致関係団体が連携し、夏ごろに東京で開催する見通し。重力波研究で昨年受賞し、ILCにも関わりが深い米カリフォルニア工科大のバリー・バリッシュ名誉教授や、2008年に受賞した高エネルギー加速器研究機構の小林誠特別栄誉教授らに参加を打診する予定という。

 東北ILC準備室の取り組みも報告し、「(誘致が決まれば)すぐに受け入れに取りかかれる状況」と説明。国際協調の進展や中国の加速器計画などを受け、「日本政府の誘致判断がカウントダウンに入っている」と強調した。