子どもや女性と土俵の関わり方の問題で角界が揺れる中、県内で相撲に取り組む女子が奮闘している。13日に夏場所が始まった大相撲は、土俵に女性が上がれない「女人禁制」だが、県内ではスポーツ少年団の女子が活躍。男女とも参加する校内大会が40年近く続く学校もある。日本相撲協会は一連の騒動から「ちびっ子相撲」を一時的に休止とした。8月に巡業を控える県内の関係者は、力士と子どもが触れ合う貴重な機会の復活を願っている。

 八幡平市平舘(たいらだて)の平舘高相撲場。女子が四股やすり足を繰り返す。寺田相撲スポーツ少年団(遠藤良貴代表、団員35人)の女子12人は週3回、男子団員と一緒に稽古に励む。

 両国国技館での全国大会は男子限定。他県では予選に女子が出る場合もあるが、本県は県大会から男女別だ。遠藤結衣さん(平舘小4年)は「相撲は勝てると面白く、負けても頑張ろうという気持ちになる」と魅力を語る。

 女子相撲は学校行事にも定着する。平舘小(高橋浩幸校長、児童108人)は子ども会対抗大会を1982年から毎年開き、全校児童が参加。高橋校長は「男女を問わず受け継いでいくことは、学校教育の中でも意義がある」と強調する。