アオモリトドマツと岩手山の自然美が広がる中、雪の見返峠付近を進む登山客=八幡平市・八幡平

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息吹きらめく自然美

 四季折々の姿を見せる八幡平(1613メートル)。春は、見渡す限り残雪の山並みが広がる。見返峠から望む岩手山(2038メートル)は雪をまとい、アオモリトドマツと鮮やかなコントラストを描く。

 「ザクッ、ザクッ」。八幡平山頂レストハウスから雪道の登山道に長靴で入り、見返峠まで約500メートルの坂道を上がる。誰も通っていない雪原に足跡が残る。15分後、見返峠に到着。岩手山が目前にそびえ、360度のパノラマが広がる。

 雪をまとったアオモリトドマツに近づき、耳を澄ます。「タツッ、タツッ」。時折風が吹く中、日差しに解けた雪は水滴となり、春のリズムを奏でる。

 盛岡市西松園から訪れた萩原一則さん(78)、和代さん(77)夫婦は「岩手山がたくましく、景観が素晴らしい」と感嘆。岩手の大自然は輝きを増し、多くの人々を魅了し続ける。

 (文・写真 報道部・山本毅)


 

メモ 八幡平市と、秋田県の仙北、鹿角両市にまたがる八幡平。八幡平アスピーテラインは15日に開通、八幡平樹海ラインは27日の開通を予定。八幡平観光協会によると、雪解けした鏡沼が竜の目のように見える八幡平ドラゴンアイは5月中旬~6月上旬に見られそうだ。