第72回盛岡市内一周継走大会は15日、盛岡市の県営運動公園陸上競技場を発着点とする周回コースで6部門が行われた。中学校男子(出場117チーム)は、西根(八幡平)が4走で逆転し、1時間4分16秒で初優勝を遂げた。

<5人一丸、4走で先頭>

 西根は昨年の準優勝メンバーもいなければ、絶対的エースもいなかった。それでも選手が自分たちの走りを貫き、真っ先にゴールテープを切って歓喜の初優勝。小原典子監督は「選手がしっかり練習を積み重ねた結果」と手放しで喜んだ。

 決められた距離を決められた時間で走るペース走を朝練に取り入れたことで安定感のある走りが身に付いた。1年間続けた努力の成果が大舞台で花開いた。

 1走の19位から着実に順位を上げた。3走工藤信太朗(2年)の力走で優勝圏内の3位へ浮上。4走沢尻月護(つくご)(3年)は「5人の力で勝つ。絶対1位でアンカーにつなぐ」と気合十分で走りだし、16秒差でスタートした首位・雫石の背中を懸命に追った。

 2キロ地点でトップに立ち、5走伊藤悠大(同)にリレー。伊藤は「一番最後に1位で来ればいい」と話していた小原監督の予想通りの展開に驚きながらも、すぐに「逃げ切ってやる」と気持ちを切り替えた。周囲で響き渡る声援に焦りも感じたが、とにかく腕を振ることだけに集中した。

(斎藤拓)