紫波町のいわて銀河農園(資本金1千万円、橋本幸之輔(こうのすけ)代表取締役)が大船渡市末崎町の東日本大震災の津波跡地に整備するトマト栽培温室施設は13日着工した。市内で防災集団移転促進事業(防集)で生じた跡地に誘致企業が立地するのは初めてで、被災跡地の活用へ一歩を踏みだした。

 工事地鎮祭を現地で行い、戸田公明市長ら関係者約40人が出席。橋本代表取締役(37)がくわ入れして工事の安全を願った。

 敷地面積は約3・2ヘクタールで、鉄骨造りの大規模なビニールハウス施設(面積約1・6ヘクタール)を整備し栽培棟や集出荷施設を備える。ハウス内の温度や日照時間の自動調整が可能。土を使わず養液でトマトを育てる「養液栽培」という手法で、年間収量は45トンを見込む。