東日本大震災から間もなく7年。復興へ向かう人の心を支えようと温かい気持ちが今も届けられている。震災直後から被災地に思いを寄せ続けているタレントの香取慎吾さんと、2013年に放送したNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に出演した俳優の塩見三省さん(70)が、本県に向けた励ましのメッセージを岩手日報社に寄せた。(9日朝刊に特集掲載)

 香取慎吾さんがメンバーだったSMAPや、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義さん、福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治さんが発起人となった東日本大震災復興支援財団は2011年6月に設立された。陸前高田市竹駒町の子ども図書館「ちいさいおうち」は同年11月、同財団などの支援で開館。国内外から寄せられた多くの支援が、同市の未来を担う子どもたちの学びを支えている。

香取慎吾さんからのメッセージを掲げる小友小児童

 香取さんは震災から7年を前に「岩手笑顔 愛」という直筆の応援メッセージと「震災から7年、復興にはまだまだ・・・ 。この「まだまだ」は皆さんにとってはとても長い時間だと思います。東北への思いを忘れず、東京から愛をもって笑顔を送り続けたいと思います」と言葉を寄せた。東北に暮らす人たちの笑顔と幸せを願う思いがにじんでいる。

 陸前高田市の小友小(寺沢貴裕校長、児童61人)の6年生6人が、寄せられたメッセージを掲げてくれた。メッセージに驚きながらも、言葉と重なるように児童の笑顔が広がる。

 同校は震災の津波で1・5メートルの高さまで浸水した。児童は復旧工事を経た校舎で学び、防災や避難への意識を高める取り組みを続けている。

 6年生6人はほとんどが幼なじみで、笑いの絶えない仲の良さがある。今月そろって6年間過ごした学びやを卒業する。鈴木希望(のぞみ)さんは「あっという間の6年間だった。中学では勉強も頑張りたいし、友達が増えるのも楽しみ」と目を輝かせる。