県内屈指の豪雪地帯を走るJR北上線(北上-横手駅)は3月になっても線路沿いに積雪がうずたかく残っている。西和賀町の積雪が5年ぶりに2・5メートルを超えた今季は、連日の除雪作業にも力が入った。7日の作業に同乗し、ダイヤを守り安全運行を確保するための奮闘を見届けた。

(北上支局・金崎諒)

 同日は和賀(わか)仙人-ゆだ錦秋湖駅付近間の約16キロを約2時間かけて運行。責任者と運転者、除雪機械の操縦者3人が乗り込んで正午前に出発し、前方両側にそびえる雪壁を崩しながらロータリーに巻き込み、支障のない場所に飛ばしながら進んだ。トンネルが迫ると雪をかき寄せる両翼を折りたたみ、すれすれで侵入。「もっと閉めて」「良し」などと声を掛け合う3人の連携が光った。

 線路のポイント切り替えは全て手動で行い、安全確認を欠かさずに作業。ユニオン建設北上出張所の宍戸民也除雪作業管理者(59)は「基本動作を怠らないことがお客さまを安全に乗せることにつながる」とプライドをのぞかせた。