花巻市葛の市交流会館で8日、本県内陸部の東日本大震災被災者を対象にした第4回いわてふるさと交流会が開かれた。参加者は知人との再会を喜んで抱き合ったり、互いに近況報告したり、沿岸の社協関係者に被災地の現状を聞くなどして情報交換した。

 盛岡市緑が丘のNPO法人いなほ(佐藤昌幸代表理事)が主催し、内陸8市町の被災者や社会福祉協議会関係者ら158人が参加。ステージ発表では被災者の有志がダンスや踊りを披露し、会場は盛り上がった。

 陸前高田市で被災した盛岡市加賀野の男性(70)は「以前、避難所で知り合った人の顔が見られて懐かしかった。交流会はとても楽しく、今回のつながりを大事にしていきたい。ただ、今の陸前高田は建物が新しくなり見栄えはいいが、昔のまちの文化や風土は津波で流されたままだ」と寂しそうに語った。