動きを追い続けたい

 雪が降り始め、街にきらめくイルミネーションが師走を感じさせる。支局生活は2年目に突入。昨年以上に冬を楽しみたい。二戸地域に身を置く者とすれば、カーリングは外せないか。

 「風雨の影響はどうですか」。今年はそんな言葉を何度も口にした。度重なる台風や大雨で、リンゴをはじめ農家の方々にお世話になった。「大丈夫」という声にほっとする一方、実りの季節は本当に訪れるのかとの不安もよぎった。

 暗い気持ちを吹き飛ばしたのが、11月の金田一温泉観光りんご園収穫祭。真っ赤に色づいた実を満足げにもぐ来場者でにぎわった。その一玉に、心配そうに空を見上げた生産者の思いが詰まっている。農家の底力を感じた取材だった。

 そんな果物の里を盛り上げようと、若手農家が二戸地域産品をPRする贈答箱を作った。モノクロ写真となったのが残念だが、鮮やかなオレンジ色が映えるデザイン。付加価値を高めて二戸を発信している。

 思い起こせば、今年はカーリングの若手愛好者が新組織を結成。漆関連の地域おこし協力隊員は日本一の産地を支え、二戸市民文士劇では世代交代が進む。地域に新風を吹き込む若い力たち。記者も負けていられない。間近に迫る新たな時代にどんな変化をもたらすのか、追い続けたい。

(下石畑智士)