11月まで久慈市の地域おこし協力隊を務めた藤織ジュンさん(27)は6日、同市新中の橋の市中央市民センターで「卒業講演」を行い、久慈への熱い思いを訴えた。観光海女として全国に北三陸の魅力をPRしてきた藤織さん。退任後も同市にとどまり、立ち上げた会社を拠点に地域振興に取り組む。

 市地域おこし協力隊・集落支援員が主催し、市内外の約50人が聴講。藤織さんは、3年間の協力隊活動で得たものや地域への思いを語った。市観光交流課の久松希美子課長が卒業証書を手渡し「ジュンちゃんは久慈になくてはならない存在」と感謝を伝えた。藤織さんは市観光物産協会から、新たに北三陸観光大使に任命された。

 藤織さんは東京都出身。2015年6月、所属していた劇団の公演で同市を訪れたのをきっかけに、同協会の「北限の海女PR隊」に加入。その後、地域おこし協力隊員となった。「かわいすぎない海女」と名乗り、素潜り実演を中心に地元や全国のイベント、メディアなどを通じ、久慈地域の魅力を発信した。