ドイツ・ヘルムホルツ重イオン科学研究センターグループリーダーなどを務める斎藤武彦教授(原子核ハドロン物理学)は7日、奥州市水沢字森下の水沢一高(伊藤勝校長、生徒370人)で、本県誘致が進む国際リニアコライダー(ILC)に関する特別授業を行った。

 普通科と調理科の約100人が受講した。斎藤教授は宇宙の成り立ちや近年の研究成果を紹介し、原子核を高速で衝突させることでビッグバンを再現するILCの仕組みを説明した。

 研究には国際的な協力が不可欠だとし「どんな仕事でも、これからは世界を知ることが重要だ」と生徒らにエールを送った。

 生徒を代表し、2年の杣田(そまだ)博紀さんは「ILCの研究では、想像よりずっと大きなことが行われると知った。日本だけでなく世界に視野を広げて学んでいきたい」と関心を深めた。

 斎藤教授は2012年から、県内の延べ143校で特別授業を行っている。