特別支援学級で学ぶ本県の子どもたちが増えている。県教委によると本年度、公立小中学校で同学級に在籍する児童・生徒数は2292人となり、10年前と比べて倍増した。発達障害の子どもたちの認知が広がり、特別支援教育への理解が深まったことが背景にあるとみられる。増え続ける在籍者に対応するため、教員の専門性向上による指導体制の充実が迫られている。

 特別支援学級が5クラスある盛岡市本町通の仁王小(仁昌寺真一校長、児童421人)。11月下旬、異学年混合の21人が、自立に必要な事柄を学ぶ生活単元学習に臨んだ。子どもらはクリスマス会について話し合い、教員の問いに次々と手を挙げた。

 同校では特別支援学級の新担任を経験のある教員がサポート。互いの授業を参観し、声の掛け方や教材の作り方を一緒に考える。沼田誠司教諭(41)は「教員の指導力が向上することで、子どもの可能性も広がる」と力を込める。

 県内の特別支援学級の在籍者数は20年連続で増加。本年度は2008年度比で1142人増えた。通常学級に在籍しながら障害に応じて通級指導教室に通う児童生徒数も1448人と過去最多を更新している。