紫波町小屋敷のラ・フランス温泉館を運営する第三セクター紫波まちづくり企画(社長・熊谷泉町長)は2018年度、黒字転換の見通しだ。4~11月は、営業利益が1188万円で、2期連続赤字を計上した前年同期比2427万円の増。経費縮減や宿泊料金の見直しなどの自助努力が要因で、同社は一層の経営改革に取り組む方針だ。

 同社によると、4~11月の売り上げは2億3968万円(前年同期比726万円減)だが、販管費を前年同期比9・1%減、経費は同7・1%減に抑えた。入浴、宿泊などを含めた全体の来場者数は16万5209人(同1万7054人減)にとどまるが、宿泊客は8541人(同535人増)と回復している。

 これまで資材や食材を各部門ごとに定期購入するなどしていたが、管理を一本化することで必要な物を各部門で融通し不足分のみを時価で購入するなど経費を縮減。宿泊料金は10月から変更し、4人部屋では1人当たり定額5800円を、複数で宿泊した場合に1人当たり最大1500円値引き。1人のみの宿泊料は値上げして団体や家族連れの利用を増やした。稼働率は10月以降に前年同期比約10ポイント増の85%に上昇した。