大槌町の旧役場庁舎南側の更地で3日、アスファルト舗装や残っていた建物基礎などの撤去作業が始まった。1週間程度で終わる見込み。

 作業は、旧庁舎の解体工事を請け負う同町上町の建設業まるたに商事の下請け業者の4人が実施。重機などでアスファルト舗装や震災で被災した個人の建物の基礎などの撤去を進めた。献花台を除く範囲で行い、作業中も献花や拝むことができる。

 今後、庁舎内で検出された粉じんになる程度が「比較的低い」レベル3のアスベスト(石綿)除去工事を行い、庁舎本体の解体着手は1月中旬ごろを見込む。

 平野公三町長は3日の記者会見で、役場職員遺族への旧庁舎の内部公開や、本体解体前の追悼行事などは行わない方針を改めて強調。「あの建物で手を合わせることがなくても、震災や亡くなった方々を忘れることはない」と述べた。