二戸市福岡の南部美人(久慈浩介社長)は南米ウルグアイへの日本酒輸出に乗り出す。現地の消費者はこれまで日本の食文化と縁が薄かったが、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)で代表チームが来県を予定するなど日本との交流機運が高まっている。4日に初出荷する同社は「両国の懸け橋になればいい」と期待する。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)盛岡によると、ウルグアイへの正式なビジネスベースでの本格的な日本酒輸出は初めて。

 南部美人が第1弾として出荷するのは特別純米酒と本醸造の2種類。一升瓶6本入り2ケース、720ミリリットル瓶12本入り4ケース、300ミリリットル瓶15本入り4ケースで、現地業者を通して主にレストランへの提供を見込む。

 久慈社長が8月、かねてから親交のあるジェトロ出身の真銅竜日郎(しんどう・たつひろう)・駐ウルグアイ大使の招きで同国を訪問し、首都モンテビデオの大使公邸で講演会と試飲会を開いた。その際、南部美人の日本酒は好評で現地の輸入業者と交渉が進み、輸出が実現した。