JR盛岡支社は29日、一ノ関運輸区所属の1車両が11月末から約1カ月間、線路内の異常の情報などを車両間で共有する「防護無線装置」が作動しない状態で走行していたと発表した。線路への置き石や踏切への車両進入などの情報を共有できないまま、東北線、大船渡線、北上線で計26回運行していた。

 防護無線は、乗務員が認知した危険を付近の車両と送受信するシステム。同支社によると、26日の車両検査で異常を確認し、28日に無線装置の配線が外れて送受信できない状態だったことが判明した。

 11月26日に同社と協力会社が行った無線をアナログからデジタルに切り替える改修工事で、作業員が確認を誤った。