「市民の台所」として約70年の歴史を持つ宮古市五月町の市魚菜市場が、来年3月下旬にリニューアルオープンする。市場内で購入した魚介類をその場で焼いて食べられる「魚菜広場」を新設。店舗にキャッシュレス決済の端末を導入するなど、外国人も含めた観光客誘致に本腰を入れる。東日本大震災後の漁獲量減少で厳しい経営が続く中、新たな魅力でアピールする。

 運営する協同組合宮古市魚菜市場(坂下正明理事長)によると、目玉となる魚菜広場は売り場約350平方メートルのうち約57平方メートルを占める。4人掛けテーブル六つを配置し最大24人を収容。ガスこんろと網を貸し出し、貝類やイカ、サンマ、焼き肉なども楽しめる。ご飯や酒類も販売する。

 改修は店舗の配置変更、床の張り替え、冷房と自動ドアの設置などを行い、費用は約1億8千万円。年内いっぱい営業し、来年1月1日から改修工事のため休業する。