第23回岩手・宮城県境議員懇談会は27日、盛岡市内のホテルで開かれ、両県の県議が、誘致を目指す国際リニアコライダー(ILC)などについて意見交換し、ILCの周知を強化することを確認した。

 岩手県南・宮城県北議員連盟に参加する県議15人が出席。ILC誘致に関して日本政府が意思表明を求められている来年3月に向けて、本県側会長の飯沢匡県議は冒頭のあいさつで「これから約1カ月間が正念場だ」と危機感を高めた。

 宮城県側会長の畠山和純県議は、ILCを人類にとって大切なプロジェクトと位置づけた上で、「漫画家やアニメ監督、作家らに一斉に発信してもらうことを(各界の著名人による)ILC100人委員会に要請してみてはどうか」と提案した。

 ILCに関しては住民への周知不足も課題とされている。宮城県の中島源陽(もとはる)県議は、科学技術以外の切り口で周知の在り方を提案。「誘致が実現した際に、まちづくりや地域にとってどのような影響があるか伝えると身近に感じられるのではないか」と呼び掛けた。

 同日は東日本大震災の復興状況とラグビーワールドカップ釜石開催についても意見を交わした。