来年1月から新校舎に移る陸前高田市の気仙小(金野美恵子校長、児童54人)は25日、「長部校舎感謝の会」を開き、現校舎に別れを告げた。東日本大震災直後は避難所となり、校庭には仮設住宅も建てられ被災者を支えてきた。児童は「お別れは寂しいけれど、新校舎でも力を合わせて頑張る」と思い出を忘れず飛躍を誓った。

 感謝の会は全校児童に加え、住民や保護者ら約20人も駆けつけた。金野校長は「校舎は児童や被災者、住民みんなの応援団だった。地域の皆さんにはこれからも健やかな成長のために力を貸してほしい」とあいさつした。

 どんな時も支えてもらったから-。児童は心を込めて「あなたにありがとう」を合唱。会場から大きな拍手が送られた。

 旧長部小校舎は1956(昭和31)年、3階建て鉄筋コンクリートの現校舎が建てられ、数度改修された。長部地区コミュニティ推進協議会の菅野征一会長(73)は「小学6年の時に3階建てになり通うのが楽しみだった。長い間、お疲れさま」と校舎への感謝を語った。