岩手競馬に出走した競走馬から、新たに禁止薬物が検出されたことが25日、関係者の話で分かった。検出は今季5頭目で、県競馬組合は26日にも当面の競馬開催の休止を発表する方向だ。大型レースが組まれている年末に今季3度目の休止判断となれば、経営へのさらなる打撃は避けられず、再開に向けた対策もこれまで以上に厳しい対応が迫られる。

 関係者の話を総合すると、これまで検出された4頭は水沢厩舎(きゅうしゃ)の所属馬だったが、今回は初めて盛岡の厩舎所属。再発防止策を講じてレースを再開した11月24日以降の出走馬らしい。

 組合は11月の再開に当たり、監視カメラの設置・稼働や施設内の管理業務全般を統括する職員の増員、警備員の24時間配置などを実施。出走前検査も行うとし、陽性馬が出た場合でも除外してレースを開催する方針を示した。

 ただ、検査対象は「水沢に原因がある可能性が高い」として、水沢の厩舎所属馬に限定。これに対し「盛岡所属馬は検査がなくて大丈夫なのか」など懸念の声も上がっていた。