雫石町と滝沢市で障害者の就労を支援している同町長山のモリファーム(嘉門嘉也社長)は、同町板橋の空き店舗を借り、障害者が働く「じゃじゃ麺おもり」を開店した。これまで農業への就労を支援してきたが、嘉門社長(48)の「調理や接客を通じてステップアップしてほしい」との念願がかない、晴れて飲食店をオープン。スタッフは客とのやりとりを通じてやりがいを実感し、生き生きと働いている。

 同社が町内で展開する就労継続支援A・B型事業所モリファームサービスで働く障害者15人のうち、3~5人が店舗で調理や配膳、接客を担当。調理場担当の男性(38)は「混み合って忙しい時は大変だが、お客さんの『おいしい』という言葉がうれしい」と働く喜びを語る。

 訪れた同町上町の会社員佐藤広大さん(33)は「優しいみその味が気に入った。家族を連れてまた来たい」と話していた。

 2014年に設立した同社は障害者に働く場を提供し、近くの畑約60アールでネギやキュウリなどの野菜を栽培。収穫後は農協や産直へ出荷してきたが、嘉門社長は「自分たちが作った野菜がお客さまに提供されるまでの流れを見てほしかった」と振り返る。

 営業は午前11時~午後3時。水曜定休。問い合わせは同店(019・601・8099)へ。