久慈市山根町の住民組織「やまね未来づくり会」のくらし委員会(鈴間武志委員長、7人)は24日、地元の1人暮らしの高齢者にまきをプレゼントした。初の取り組みで、2016年台風10号豪雨災害の復旧工事に伴い伐採された立ち木を活用。高齢化が進む地域の住民同士で助け合い、誰もが安心して暮らせる未来づくりを目指す。

 贈ったのは、まきの調達が困難な75歳以上で希望した7世帯。サンタクロースの衣装を着た委員ら7人が山根市民センターに集まり、事前に割って準備していたまき(計2・5トン)を軽トラックで各世帯に届けた。まきを受けた高齢者は笑顔になり、伊藤タマさん(90)は「これから本格的に寒くなるのでまきストーブが欠かせない。たくさん頂いてありがたい」と感謝した。

 人口約300人の山根地区は高齢者が約6割と少子高齢化が進む。かつては除雪や草刈りなどの地域活動を近隣の住民同士で助け合っていたが、今ではその住民が減り、特に冬場の生活に不安を抱く高齢者は少なくない。

 こうした地域の課題を住民自らの手で解決しようと、7月に有志が集まりやまね未来づくり会を結成。▽くらし▽文化▽なりわい▽つどい-の4委員会を設け、くらし委員会では今冬にまきの無料配布と除雪代行の有償ボランティアを計画した。